企業の業種に合わせる
これからIT関連の仕事を目指す人は、どのような職種を考えておくと良いのでしょうか。
今は大きな企業以外はサーバエンジニアなどの専門職は外部に委託するという形をとっているところが多いのですが、これからは危機管理のために各企業内でサーバエンジニアを雇用するのではないかとみられています。
特に販売関係などで個人の顧客を多く抱えている企業では、ここ数年顧客情報の流出といった事故や事件のニュースが多くあり、より強い危機管理が企業に求められるようになっているからです。
企業にとって危機管理は命運をわけるものになってきました。
大きな企業では、今まで外注によって顧客管理や商品管理をしてきました。そして外注専門の企業もありましたが、近年では外注先からの情報流出などもあり、どちらがより安全なのかといったことは、情報に関わる人材の意識の高さにかかってきています。
これはとても難しいものです。過去のニュースをみても、一番情報管理に敏感でなくてはいけない担当者から情報が売られていたり、漏えいしているからです。
これには直接情報に関わる人材の意識を高める仕組みや教育、またこのような状況を作らせない環境作りが必要になってきます。
まず外注ばかりに頼らず、自社内でサーバエンジニアを雇用したり、資格のある人をサーバエンジニアに育成したりといった試みをしている企業が増えたのも、このような社会背景があるからだと思います。
そしてIT関連の仕事をしたいと考える人にとっても、このような企業が増えることは働く機会が増えることに繋がりますから、必要な知識や技術、また企業の業種に関する知識などに特出しておくことで、企業内での勤務も可能になってきます。
サーバエンジニアを目指す人には、ある業種の企業での仕事を考えて知識を蓄えておくことも必要かもしれません。